漫画LP 制作事例 ポートフォリオのトップページに導入してみよう

2023年3月26日

マンガLP 制作 依頼から完成まで 

※この記事はアフィリエイト広告を含みます。

2023年に入り、「よろず支援拠点」という国が設置した無料の経営相談所にお世話になっております。
2021年から個人事業主として活動を開始したものの、収入元はクラウドワークスのみ…。
正直「生計を立てれている」とは言い難い状況です。
個人事業主として、イラストレーターとして生活できるようにするにはどうしたら良いか考えました。

ポートフォリオサイトを作成したものの、仕事依頼のメールは来ずどうしたら良いか思案していた時に「よろず支援拠点」に出会いました。

そこでいただいたアドバイス

よろず支援拠点担当の方
よろず支援拠点様

漫画LPを注文したい人向けの漫画を作成してみてはいかがでしょうか?」

なるほど!
その発想はなかった!
ポートフォリオ(制作実績)として、「こういったものを注文可能ですよ」と載せていますが、イラストを注文したい人に刺さっていなかったのではないかと反省しました。

「いいアイデアをいただいたなあ」とウキウキで制作を開始。
なかなかの難産でした…。

今回は「漫画LPを注文したい人向けの漫画」を作成する中で気づいたこと、制作の流れ、気づいたことについてお話したいと思います。

今回作成した漫画はこちらから読むことができます。
イラスト、漫画発注の際の参考になりますので、併せて読んでいただけたら幸いです。

使用ソフト:CLIPSTUDIOPAINT PRO
使用環境 :Windows 10
タブレット:XP-PEN ARTIST12
保存形式 :JPG、CLIP

作成の流れかかった日数
①キャラクター・ストーリー作成7日
②プロット・シナリオ作成5日
③ネーム作成6日
④ラフ画2日
⑤線画1.5日
⑥着彩1.5日
⑦調整・完成0.5日

漫画LP制作の流れ:オリジナルシナリオ制作

「漫画LPを依頼したい人向けの漫画」ということで、依頼者目線の発想が必要です。
とは言え、いつもは注文を受けて作成する立場の私。
目線を切り替えるのは難しかったので、依頼者様とのやり取りを思い出しながらプロットを作成しました。

キャラクター案

  • 主人公:若手女性社員、漫画好き
  • 上司:在庫に悩む、慎重派
  • そして依頼を受ける私
キャラデザ案

ここで重要なことに気づきました。

ショックを受けた顔

私にできるのは漫画の作成で、LPとしてコーディングまで出来ない!

漫画LP用の漫画を作成することはできても、それをLP記事作成・公開することは出来ない…。
これを前提としてシナリオを練り直す必要がありました。

そこで「よろず支援拠点」の方に相談したところ、再びアドバイスをいただきました。

よろず支援拠点担当の方
よろず支援拠点様

「漫画LPなら商品の特性をこんなにスムーズに伝えられるよ!」
という内容にしてはいかがでしょう。

こちらのアドバイスを元にシナリオを再作成しました。
漫画作成だけではなく、LPとして公開するところまで出来るように勉強が必要だと感じました。

漫画LP制作の流れ:ネーム制作

何とかシナリオを作成。
完成度としては70%というところでネームの作成を行いました。

理由は、ネームとして「見える化」した方が進めやすいからです。
コマ割り、キャラクター配置、表情などを大まかに描くことで、セリフやシナリオの見直しができます。

セリフや説明に整合性を持たせるために試行錯誤しました。

漫画LP制作 ネーム 依頼者向け

こちらが今回作成したネームです。

手書きで大まかな流れを描き、それを元にCLIPSTUDIOPAINTで作成したものをJPEG(PNG)で複製保存し、Googleスプレッドシートに張り付けました。

ほぼ完成しているコマもありますが、お仕事をお受けした際はいつもこのようなかたちでネームを作成しています。

完成したものと見比べてみてください。
「あれ、ここ変わってる」という部分が何箇所かあると思います。
並べてみることで、同じようなアングルが続いていないか等の確認と修正が可能になります。

漫画LP制作の流れ:下描きから清書まで

ネームまでの道のりで苦戦した分、ラフ画と線画は比較的スムーズに進みました。
着彩を半分ほど進めたところで、思わぬ修正箇所が見つかりました。

「主人公の服が暗い…」

ラフ画の段階で色をつけて、「これで良し!」と思っていたのですが、主人公の服が無彩色(グレー)のため全体的に暗い印象の漫画に!

主人公に合わせて上司のスーツの色も変更。
全コマの背景のトーンや吹き出しの色も調整しました。

依頼者向けの漫画を制作して気づけたこと

今回この漫画を作成する中で気づけたことがあります。

  • 文章(シナリオ)を100%完成させるより、50~70%でネームにして「見える化」した方が修正のポイントがわかりやすい。
  • 「料金表」→料金の決め方がざっくりしすぎていた。
  • 「依頼について」→こちらのページも発注者目線になっていなかった。
  • 「HOME」→トップ画像で「イラスト作成します」と謳っていたが、具体的ではなかった。
  • 「ヒアリングシート」→「お問合せフォーム」だけでは具体的な発注内容を記すことが出来ないことに気づき、作成した。

アドバイスをいただけたことで、HPの改善ができました。
「よろず支援拠点」様に改めて感謝させていただきたいと思います。

今回も最後まで読んでくださってありがとうございました!
漫画作成の流れの参考になれば嬉しいです!

写真素材 PIXTA